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24時間Illustrator「愛(Ai)はクリエイティブを救う」

[063] Ridualユーザ

Ridualサイトは、評価版の配布のために立ち上げたサイト。情報提供もしたいのだが、開発を進めながらでは中々難しい。ある程度形になってからでないと書けないことが多すぎる。Ridualの今後については、まだ夢しか書けないが、現状どんな方々が興味を示してくれているかについて触れたい。

訪れるお客様は、本コラムを掲載してくれている日刊デジタルクリエーターズという名メルマガ経由が最大と思われる。掲載日のアクセスが週の中でもダントツに多い。読んでくださった方々が、そのままURLをクリックしてくれて、トップページから順々に中の方まで覗いてくれている様だ。続くのが、Ridualサイトへのリンクを個人的に設けてくれる篤志家(感謝してます)の方のサイトから、続いてGoogle経由(これはトップではなくNewsページ)。

Newsのページは、事実上我々Ridualチームの基礎情報維持に思いのほか役立っている。複数人でその日のニュースから色々と拾い集めている。Webで公開しているのはその一部分。社内ではもう少し趣味に近い情報から、携わっているプロジェクトに関係する情報まで見れるようになっている。見た目には凝っていないが、とっさの備忘録としては、不可欠なグループナレッジウェアに育っている(FileMaker製)。これが、Googleの検索に引っかかる。著名なWeb開発製品名で検索しただけでも、このページがそこそこの上位に見える。客寄せの意味は考えてなかったが、嬉しい誤算だった。

訪問者のブラウザでは、IEが約50%で、続くNetscape系が21%、Safariが4%、と続き、Operaは1%。IEの圧倒的優位には違いがないが、世界中の95%を占めていると言われるブラウザにしては元気がない。アンチIE派にウケるのか。それともRidualに興味を持つ層がアンチIE派なのか。

OSは、Windowsが55%で、次が「その他のOS」で18%、続いて「ロボット」15%、「Macintosh」が11%程度。Windowsの中では、XP,2000,98,ME,NT,95の順で続くが、XPが51%、2000が42%と大半を占めている。最新に近いOS使用者が来ているが、Ridualという製品を考えると、最新に近いか安定を望むユーザが多数になるのだろう。

購入ユーザは、全然当初の計画に満たなくて社内的には辛い立場が続いている。層としては大学系が一番のお客様。続いてSIer的な企業。値段を下げてからは個人ユーザも買ってくれている。先日は町役場からも問合せが来た。静的な大量ページの整理という意味では、公的機関にまだまだニーズがあるだろうし、納品物確認にRidualを使用してもらいたいという想いは薄れていないので、その問合せにはドキドキさせられた。失礼な言い方であろうけれど、日本も捨てたモンじゃない。

肝心の評価版のダウンロードは、週に2桁。個人情報の管理が厳しくなったので、mailアドレスを入れてもらう方式を止めてしまったので、どんな方かは分からない。ログに残るIPアドレスのみから推測している。多いとは言えないが、Ridualのようなツールをサイト構築に使用したいと願う方は、日本には1000人のレベルだろうと想っている。総ダウンロード数は日に日にこの数字に近づいている。

評価版の目玉は、ダウンローダだと思っているが、開発チームもこれを多用している。気になるサイトがあれば、URLを入力して落として解析する。サイトマップもその時見れば良いのであれば、評価版だけでも充分かもしれないと思ってしまう。

まだまだ解析能力が足りないと自覚しているが、ある程度はカスタマイズで対応もできる。フォーラムにもあるが、拡張子を追加することでダウンロードするファイルを変更することが可能だ。私は下記を追加して、解析できたらダウンロードさせてもらっている:ppt jss pfr lzh sit。

続いて夢の部分。現在はJavaScriptと格闘中。難しいのは、document.writeを用いることで、HTMLとJavaScriptが複雑に入れ子状態になる部分等。当初は、IEの特許問題でembed/objectタグが使いにくくなると踏んで開発対象に挙げた。特許問題はまだ予断を許さないものの、影響度を考慮したような落ち着き先が見えてきた。けれど、やらない訳には行かない。シンプルHTMLのみという方が珍しくなってきたから。

続いて、CSS。アクセシビリティの注目度は依然熱を帯びて見える。コンテンツとレイアウトを分離できる嬉しさは大きい。そして、情報の構造化も視覚化してみたいテーマだ。その延長線上に、Dreamweaver等のツールを用いたテンプレート解析が待っている。どのページにどれほどのテンプレートがぶら下がっているのか。どのファイルを修正すると、どれだけのページに影響が出るのか。複雑に絡み合ったものを、シンプルに確認できるようなツール。そこがRidualの方向性なので、もう暫く頑張って行く。

CMSへの期待も高まってきている。誤解を恐れずに簡単に言うと、これもテンプレートとコンテンツの話。何か上手い情報整理方法があるし、既存からの移行にも良いアイデアが見つかるかもしれない。この辺りまで考えると、更に上流にも興味が湧く。アイデアのレベル。Webの達人達が頭の中でサイト設計を行なっている部分を、ツールに落とし込めないだろうか。

広がる夢を見ながら、毎月末に収支報告をする。景気が上向きになったとはいえ、数千円をクレジット決済してもらうことの壁の高さや、機能に対して投資する気にさせることの難しさを痛感する。Ridualを知ってもらえても、ファイルやリソースの一覧表を表ソフトで丹念に作る作業から離れてくれない。エクスプローラとエクセルの間で格闘しているデザイナを見るたびに、歯ぎしりするほど悔しく感じる。

何かが足りない。機能か、使い勝手か、導入の敷居の高さか、そもそも知恵か。いづれにしても、Ver.2ではもっともっと考え抜いてからリリースしたい。Webが当たり前になりつつあるのに、開発が楽にならない。細々とでもチャレンジを続けたい。

以上。/mitsui