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[181] 行け。勇んで。

余りに思い返したくないことが大きく沢山あった年が暮れようとしている。敢えて振り返ることを拒み、なんとか前を向こうとしても、重い何かが足に絡みつく。直接の悲しみに襲われた訳ではないにも関わらず、背後にそびえ立つ暗闇が、いつしか目の前に回り込んでくる気配すら感じる。 前途は遠い...

[180] 忠告、そして自戒

親切心から声がかかる。迷ったときに、困ったときに。でも困ってない時にも声がかかる。それが精神を揺らす。助けられるときもあるけれど、メンドーな沼地に誘われる臭いがするときもある。 手軽なことだ。災難を身に受けない者が、 ひどい目にあっている者らにあれこれと忠告するのは ア...