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ThinkPad X1 Carbon、ホレボレ!

ThinkPad X1 Carbon を貸して頂いた。久々に欲しいなぁと思っていたマシン。
ThinkPad X1 Carbon | 製品 | Lenovo | (JP)


  • キャッチコピー:世界一軽い14インチのウルトラブック
  • OS:Windows 7 Professional
  • 重量:約 1.36 kg
  • 最薄部 8mm
  • モニター:高解像度アンチグレアTFT液晶: 1600x900
  • RapidCharge:80%を35分で高速充電
  • バッテリー駆動時間: 約7.8時間(現実的には5時間弱)
  • カーボン素材を天板に採用(アルミより軽く、頑丈…)
先に結論から…
結論
  • 買い!(但し、ThinkPad好き+トラックポイント好き)
お気に入りポイント
  • とにかくThinkPadとスマートに一緒にいる事ができる(持ってて嬉しくなる筐体)
  • 起動が早い。あっという間…とは言わないが、ストレスが全くない。スリープモードがなくても良いのではないかと思う程。
  • 適度な画面の大きさ、それを考えれば大分小さく軽い筐体。
  • 画面のテカリが少ないので、目が疲れない。今まで使って来たThinkPadは「暗い」とか「発色が悪い」というイメージがあったけれど、そんなネガティブではない良い感じ。
残念ポイント
  • ACアダプターがデカ過ぎ重過ぎ(社内ミーティング程度なら電池は持つので自席を基地にすれば運用は現実的。高速充電できなくて良いので、その場で電源に繋げておきたい用に軽くて小さなAC電源が欲しい。)
  • トラックポイントをメインに考えている人にとっては、タッチパッドが大き過ぎる(設定でOFFにしてしまう人にとっては、タッチパッドを小さく、キーボードをもう少し手前に配置して欲しかったと思うだろう)。
  • Adobeのキーボードショートカットを多用するには、マウスボタンがキー配列にちょっと近すぎるように感じる。拡大/縮小操作等は、ちょっと窮屈に操作しなければならない。
  • 外部モニターがMiniDisplayPortというのが評価の分かれる所かも。セミナー会場などでは、未だ未だアダプターが必要な場合が多いと思うので。Macのアダプターが使えたので個人的には辛うじてセーフではあるけれど…。

頑強なThinkPadを少しお洒落に持ち運べる、そんな印象。しかも、間違っていない方向で。ThinkPadをちゃんと分かっているスタイリスト&デザイナが頑張りました、という手触り。 閉めても開いても、ThinkPadの正統派の流れを素直に感じられて、とにかく持っていて嬉しい。「"ThinkPad"を持っている感」が快適で、思わず天板をスリスリしてしまう。最近のノートに比べれば、極薄とは言えないかもしれないけれど、ThinkPadとしては嬉しくなる薄さ。ほれぼれする。 改めて、手放さなかったX30と比べてみたら、体感で約半分の厚さ。ブットイのがThinkPad、無骨なのがThinkPad、という固定観念から巧い感じで離脱できる。

バッテリーは、カタログでは7時間程と書いてあるけれど、画面上では100%充電でも既に5時間弱。実際には、そんなものなのだろうと思えるレベル。マシンだけを持ち歩いて、社内の会議室をウロウロするのには、ギリギリ短かからず…という印象。長いのに越した事はないけれど、会議二つ、あるいは新幹線内でもギリギリ間に合うかレベル。長期利用でどれほどヘタって来るかは分からないけれど、及第点。

そしてやはりThinkPadの強みは、やはり「赤っ鼻」ことトラックポイント。パッドも付いているけれど、早速無効にしてグリグリと触る。快適。電車などの中ですら資料作成で困った事がない、このグリッド感は健在。でも、使っているうちに、大きめのパッドが邪魔に。そもそもこのマシンを選ぶ人は、生粋のThinkPad派が多いのだろうから、パッドは小さめにして、キーボードももう少し手前にしてくれた方が、活用者への最適化が図れたようにも思い始める。 更に、Adobeソフトを触っていると、ますますタッチパッドの大きさが邪魔になって来る。キーボードショートカットがし辛い。キー間隔は充分と言える程広いのに、マウスボタンとキー配列との間隔が狭くて、拡大/縮小等の最下行のキーとマウスボタンとを同時押下というのが辛い。ちょっと窮屈。もしかしたら慣れて行くのかもしれないけれど、ファーストインプレッションとしては残念。

で、最大の弱点は、ACアダプター。だいぶ残念な大きさで、しかもケーブルも結構強度があって巻き難い。巻き取って持ち運ぶにも、結構ズシリと来る。もう少し軽く小さくできなかったのか。ACアダプターにも美しさを求めて欲しかったなぁ。高速充電を重視したのかもしれないけれど、自席等のベースキャンプではそれは大切だけれど、万が一を考えて基本的にはACアダプターは常時持ち運んでしまうもの。標準で、大小のACアダプターを付けてくれたら、大絶賛したと思う。

最近は、ブラウザ(基本Chrome)+Office+AdobeCS6があれば、後はテキストエディタ+マインドマップ系位で充分な仕事ができるので、それらを軽めに試した見た。どれも重過ぎるとは感じない快適さ。ただ、ゴリゴリのプログラミングや、サーバー負荷テスト的な作業には、少し華奢過ぎる機体かも。でも、考えてみれば、そんな作業は自作デスクトップにThinkPadキーボードで対応して、ちょっとした時に持ち歩けるThinkPadが欲しかった人には最適だろう。軽さのMacBookAirを使っている人も、ヘビー作業用と持ち運び用に持ち分けているように見えるしね。

メインポイントではないけれど、音系にもちょっと違和感有り。スピーカーは左右側面にあるので、基本的に音が横に広がる構造。ThinkPadで音を出すのは多くの場合プレゼンの場や会議室を想定しているのかもしれない。その場合にはOKだけれど、自宅で個人趣味マシンとしては、ちょっと方向性が異なるかもしれない。真っすぐに耳に向かって音が進んで来て欲しいかなと思う。でも職場的な所では、イヤホンで聞くので問題はなさそう。ちょっと違う方向から音が聞こえてくるので驚いた程度。

10万ちょい程度の予算でマシンを自由に選べるなら、今はこれを選ぶと思う。 郷愁だけでなく、ThinkPadらしい香りを失う事なく、巧くお洒落にまとめ上げられたマシン。ただし、Windows8やタッチパネル重視であるなら、話は変わるかも。X1 Touchも出ているので、機会があればレビューしてみたい。

試したアプリケーションは下記。基本的に試用版を入れて、短時間で既存のファイルを開き、多少の修正を加える程度。タッチパッドは基本OFFにして、トラックポイントのみで操作。また多くの場合で、電池で使用。

Microsoft Excel 2013
2列で、日付+曜日(色付き)を1年分。最初の行を作って後は引っ張るだけ。2003と違って、スクロールが行き過ぎないように調整されていて苛つかない。良い感じで調整が効いてて快適。数シートに複製したけれど、さすがにこの程度では負荷にもならない見たいで、快適さを追確認するのみ。
統計WEB | 統計Tips | Excel による人口ピラミッドグラフの作り方を参考にグラフ作成。ストレスなし。
Google Chrome
タブのテストとして、ニュースサイトから適当にブックマークして行き、一気に全部のブックマークを開かせてみる。20ページくらいでも快適そのもの。YouTubeで全面にするときに多少止まることがあったけれど、マシンのせいではない感じ。基本的にサクサクしていて快適。
Adobe Dreamweaver CS6
Adobeサイトのソースを拝借して、プチテスト。レンダリングは多少もたつく。でも、そもそもドリが重いので、許容レベル。ちょっとした修正レベルでは問題ない。むしろ快適のレベル。
Adobe Photoshop CS6
7レイヤーでフィルターギャラリー試験、ストレスなし。MacBook Proより速い気がしないでもない。
Adobe系のシュートカットが微妙に厳しいキー配置。拡大(Ctrl+Space)などは、このボタン配置では狭すぎる。やはりパッドをもう少し小さくして欲しかった。
Adobe Illustrator CS6
ブレンドツール、ドロップシャドー、既存の自作ファイルの表示、その修正など。軽い、大分快適。但し、キーボードショートカットはPhotoshopと同じ印象。ちょっとキー配列とマウスボタンの間が狭過ぎて窮屈。
Microsoft PowerPoint 2013
既存の自作pptの表示、修正、プレゼンモードなど。快適。重い画像があっても基本OK。大分快適と言って良い。使い易い。
Microsoft Word 2013
既存の自作docの表示など。問題なし
ViVi
大学の時から使い続けているテキストエディタ。そもそも軽いけれど、コピペで大分大量ページを作成してみたけれど、軽い。もたつく事がない。快適。

参考)ThinkPad歴としては、X30,X40,X60辺りが一番使っていた感じ。トラックポイント命。プレゼン会場に向かう電車の中でさえ、ポインタがぶれずに操作できるのでずっと重宝していた。その後会社が予算の関係でDELLになってしまって、おまけに青っ鼻のトラックポイントは感度が悪過ぎて使い物にならず、渋々タッチパッドに転向していた。家ではMacBookPro17"がメインマシンで、タッチパッドの感度の良さには惚れ込んでいて、WindowsはParallels上で使用する毎日。
▼参考資料
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