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24時間Illustrator「愛(Ai)はクリエイティブを救う」

[183] 野球マンガと Kindle fire !

頑張っている人には一種共通のすがすがしさがある。前向きさの共通項と言えるものかもしれない。すがすがしさの透明感は、汗臭い青春系から、凛とした静寂系、喧騒の中でも輝く系など、多種多様だ。

エラーは許す!
言い訳する奴は殺す!
野球をなめんじゃーねーっ!!
コラー!
    安仁屋恵壹「ROOKIES(ルーキーズ)」森田まさのり
    http://goo.gl/6QAGh

悪たれ系甲子園マンガの「すがすがしさ」がどれ程かは微妙だが、この作品は原作から好きだった。ROOKIES(ルーキーズ)。そして後にTVドラマ化された時、その役者のはまり具合から更に惚れ込んだ。大筋は変わらないと分かっていながら、毎週楽しみにしたし、そう来たか、と唸ることも多かった(そりゃないな、もあったけれど)。

安仁屋を演じる市原隼人がこのセリフを口にしたかは覚えていない。けれど、この言葉はずっと心の中に引っかかっている。「前向き」や「ひたむき」に伴うものとして、「失敗」はつきものである。それへの恐れに対して、答えを与えてくれる気がする。恐れるな、しかし、なめるな、と。

心の中で言いかえる。Web用に言いかえる、自分用に言いかえる。

エラーは許す!
言い訳する奴は去れ!
Webをなめんじゃーねーっ!!

エラー自体に対して甘くなれと言っているのではない。エラーを恐れるな、チャレンジしろ、と鼓舞するのが主題だ。恐れ縮こまっていては打開できない事態は多い。そこで悶々としているのなら、自ら扉を開ける方が良い。嵐が通り過ぎて陽がさすのを待っていれば良い程、Webは甘くない。「なめんじゃねぇ」。

久々に壮大なチャレンジだと思った事業がある。Amazon Kindle fire。発表アナウンスも衝撃的だった。予想した価格よりも安く、しかも驚きはハードだけではない。非力なマシンをサーバ側で支援する仕組みと、ブラウザ”Amazon Silk”。あぁこの人たち(Amazon)は、本気で穫りに行っている、そう背骨の辺りで感じた。ゾクゾクした。全然なめてない。

しかし、発売当初の酷評ぶりは半端ではなかった。値段以上のものではない、廉価版過ぎてこれで満足するものはいない、という声ばかりが目についた。今考えると単純なAndroid機としての評価だ。しかし、ふたを開ければ、大ヒット。専門家と呼ばれる多くの者は、大分勘違いをしているということを知らしめる結果に終わった。物知り顔で酷評した人たちは立つ瀬もなく、世を分かっているという自負も粉々だ。人々はAndroidではなく、Kindle/Amazonを選んだのだ。

そして下記が、決算を受けての今現在の評価だが、見出しだけでも面白い。同じ数字をベースにしての報道なのに、お家柄が良く出ている。そして受ける印象が随分と異なる。

シェアを第一に考える所、販売予測の上下修正によってインパクトを伝える所、業界バランスの行方で未来を見ようとする所、数字で語る所、株価で語る所、そして解説や分析を示す所。Amazonを心配したり、さすがだと思わされたり、見出し一つで心が揺れる。

でも、手元のKindle keyboard(いつのまにかMac OS Classicと呼ばれたのと似ているw)が囁く、俺を見ろ、と。私はこのデバイス1つに接しただけで、かなりの本を自炊(つまり裁断)した。もうKindleとの並走未来に乗ったのである。既に決断はされている。まんまと乗せられたとも言えるが、自分で選択した未来である。だから、Amazonには言いたい。エラーは許す、言い訳はするな、Web をなめる事なく、果敢に攻めてくれ(ついでに、早く日本に来てくれ)。

かなりのチャレンジなのだと思う。背水の陣と言っても良いのかもしれない。販売台数の伸びで少し安堵しているようにも見えるけれど、赤字覚悟の販売との話も当初からあった。大進撃の陰で冷や汗を拭いながら、安仁屋のように「ッたりめー じゃネェーか」と強がってる姿も浮かぶ。でも、そうやってチャレンジしてきた会社はWebには山の様にある。むしろ、皆そうだと言った方が正しいのだろう。

この心意気がこの業界の核心だ。だから、世界が変わって来た。だから、もう一度囁いてみる:

エラーは許す!
言い訳する奴は去れ!
Webをなめんじゃーねーっ!!

以上。/mitsu