土日を使って、災害対策訓練などを受けている。
震度6以上が来たら、どうするか。地域の拠点での対応を学んでいる。隣がたまたま公園なので、関わらざるを得ないし、自分達だってきっと避難民だし、築17年のこの家もヤバそうだし。知っていて損はない。
今のところ、大きく2コース
- ボランティア対応
- 近隣などからの応援ボランティアをどう引き受けるか。横浜市としての指針を聞き、実体験談や心構え的なことも聴く。他区の活動状況も参考になる。日本は、国土面積で言えば世界の0.25%、そこに震度6以上の地震の20.25%が集中しているそうな。今後4年間で関東に強い地震が来る%の数字は関係ない、起こる時には起こる、0%でない限り皆一緒、日本に住む限り地震とは離れられない…。さすがに気持ちも引き締まる。
- 拠点活動支援
- 全部で6コース。応急給水栓/炊飯器/仮設トイレ/発電機/ジャッキ系/エンジンカッター。
応急給水栓では、マンホールを開けたら5分は待つこと、中は酸欠状態故。炊飯器、一回で120人分、発電機と灯油式コンロ(小中学校で別物が配備)。仮設トイレ、全部で5種類ほど、基本的には凝固剤+ビニール袋を使ってトイレタンクは使わないこと。長引いた時のため。発電機、さすがに枯れた技術、高齢者の方がよく分かっている。ここで毛布を使った簡易担架も学ぶ。二つ折り、三つ折り。ジャッキ系、油圧計の操作法というよりはチームプレーについて。救助する側が二次災害にあってはならないので、点呼+役割分担+リーダーシップ+作業指示+サイレントタイムなど。エンジンカッター、名称が覚えられないまま操作方法訓練+鉄パイプ切断実習。二度と使わないで済むことを祈る。
そうそう気になったのは、各種マニュアルが紙でしかないこと。しかも個々の機器に寄り添ってない。今の時代、PDFにして災害対策セットとかにしてDLさせてくれても良いのに、と思う。ネットは全滅しているかもしれないけれど、電子書籍リーダは暫くは生きているかもしれないし。機会があれば聞いてみよう。
全体的に言えるのは、助けてもらおうなんて考えていては駄目だということ。基本は自助。助かることを考えて行動しろ、と。最低限3日間の食料やトイレ凝固剤など、ちゃんと備えること。
地域の避難訓練で気をつけることは何かと尋ねたら、「顔の見える関係作り」を心がけて欲しい、と。スキル/技能ではなく、顔見知りが普通に助け合う体制が一番強い、と。隣は何をする人ぞ、では困る時代だったんだと、改めて思う。
阪神淡路の時は5日間お手伝いした。東日本大震災では息子が何度も行った。忘れてはいけないコト。